リスク資産比率だけに着目すると積立を中断したり再開したり忙しい。忙しいというか面倒くさい。
ここ最近の相場の変動の大きさから積み立て投資を中断したり再開したりと設定変更が多い。先月、総資産総額がどんなに大きくなっても比率で管理することが正しいんだろうかと考え始めたのは以下のとおり。
比率で考えるよりは無リスク資産を金額で管理した方がいいんじゃないの?って思っていたので、株式相場が全体として好調だったこの3年間に着目した無リスク資産比率と、無リスク資産額の変動を時系列に並べてみた。
金額は伏せたいので、3年前の2021年7月末の無リスク資産額を1として無リスク資産額の変動を描画。結果は以下のグラフのとおり。
無リスク資産比率の赤線は右肩下がりの傾向。一方で青線の無リスク資産額自体は右肩上がり。初期値とした2021年7月末を基準とすれば+45%も増えている。増えているというよりも投資に回らずに資金が積み上がっていたって表現が正しいかもしれない。
リスク資産の増加には負けるけど、無リスク資産(現金)も着実に積みあがっている。生活防衛資金の額は不変なのでいわゆる余剰資金がどんどん積み上がってきているってことになる。
現金は確保されているし、当面は定期収入(給与所得)は入ってくるのだから生活が破綻する場面に直面することは考えにくい。
だから無リスク資産比率(リスク資産比率)であれこれ管理するよりも無リスク資産額(現金)が着実に増えている状態ならリスク資産がいくつになったからどうこうするっての、止めてもいいんじゃなかろうか。
あとはリスク許容度をどう捉えるか、だな。