エンジニアによる資産運用の軌跡と備忘録

資産運用をする過程で思ったこと感じたことなどつらつら書き残すブログ。

物価連動国債ファンド、なかなかの成績ではないか。

物価連動の名前は伊達じゃない。

ここ1年程は物価がずるずると上がってきています。こうなり始めた頃から物価連動国債ファンドが気になっていました。

私は総資産のうち2割をキャッシュとして保有しています。生活防衛資金投資と待機資金です。キャッシュといっても米ドルなどは含めずにすべて日本円。

インフレになるとキャッシュは額面が変わらずとも価値が目減りしていきます。8割を株式資産として保有していれば大した影響はないだろうというと半ば見ないようにしていたのですがどうも気になります。

物価連動国債ファンドを保有していたらどうなっていたのか、該当するファンドの1年の動きを見てみました。SBI証券のサイトからピックアップした、信託報酬が最も低い(0.275%)の物価連動国債ァンドである東京海上東京海上セレクション・物価連動国債」はこんな値動き。

出典:SBI証券の投信サイトより

物価の上昇に合わせて基準価額が上がっていることを確認できます。この1年の騰落率は+3.31%。なかなかの成績です。成績というか、それだけ物価が上がっているってことですが。この1年で上がったというよりは某国の侵攻が開始してから上がっています。それによって円安&原材料高からの物価高と見事(?)に連動。

一方、物価連動しないノーマルな国内債券ファンドは真逆の結果に。こちらはSBI証券のサイトに出ている日本債券ファンドで信託報酬が最安(0.132%)の「ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド」です。

出典:SBI証券の投信サイトより

年間の騰落率は-3.98%。物価上昇期は国内債券ファンドが不利ってことを理解できます。だから国内債券ファンドを持つよりも個人向け国債変動10年を持つって言われるわけで。額面割れしませんし。

労働によって定期的にキャッシュ(お賃金)が入ってくるとは言え総資産の2割をキャッシュで持っていいのかやはり悩ましい。総資産が徐々に膨れあがってきているので、いくら比率を2割と固定したとしても絶対額としてはキャッシュが当然増加します。インフレによって目減りするキャッシュが増加していくということ。

この1年の結果を知っているから物価連動債券に投資しておけばよかったと思っている節は確かにあります。

キャッシュの扱いはよくよく考えてみます。

物価連動債券か、米ドルMMFか。答えがないから難しい。難しいけど考えてトライするのは楽しい。

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