言いたいことは分かるが正しくないと思う。
新NISAがスタートしてから今まで以上に買ってはいけない投信という表現をよく目にする気がします。以前は何とも思わなかったのですが最近ふとした瞬間に「買ってダメな投信」って言葉に違和感が。
そもそも買ってダメな投信って何なのか。マイナスの利回りが確定している投信を買ってはダメというのはわかる。そもそもそんな投信は売れないから作られるはずないけど。それ以外の期待利回りがプラスであるなら買っていいんじゃないの?って思う。
アクティブファンドだろうが、手数料が高かろうが自身の想定する利回りでの運用を期待するファンドなら買うのは自由。買っていけないものなどない。
言うならば、買ってはいけない投信、ではなく、期待利回りが他より高い投信があるよ、ではないか。
最たるものが同じインデックスをベンチマークにしたパッシブファンド。インデックスが同じなら手数料の差の分だけ期待利回りにも差が出る。そういうファンドに対して「こっちのファンドの方が有利だよ」という表現が正しいのではないかと。
ただ、これは投資をしてきて振り返るとそう思えるっていう私の感想であってこれから投資を始めようとする人にとっては買ってはいけない投信と明示される方が楽かもしれない。