エンジニアの武器は業務に関する深い知識と経験。
それがいわゆる技術力じゃないのかな、と私は思っています。
表向き、上層部は「弊社の技術力は~」「技術力で~」と平気で言い放ちますが、その技術力は実務を行っている社外の人が持っており、「弊社の~」の発言にいつも首をかしげてしまう。
私の所属する会社では様々な立場の人が混在で仕事をしています。
プロパー、協力会社、出向、委託、派遣、パート。
管理職でなくとも経験年数(年齢)に比例して自分で手を動かす機会を減らされ、管理職じゃないのに管理する業務を強制され、業務に関する深い知識、経験を得る機会が失われる。
長年実際に手を動かしている人たち(プロパ以外)の技術力は高まる一方。でも、数年のうちに何らかの理由で実務者は会社を去っていき、後には何も残らない。新しい人(プロパ以外)が来るたびにイチから教えて、成長したなと思った頃に辞めていく。こんなことが何年も繰り返されており、人が抜けるたびに歯がゆい思いをします。
こういう状態なので「そんなこと知りませんでした」っていう理由での課題発生が頻発しているんですよね。経験する場が失われていくのですから当然なんですが。ご自慢の「弊社の技術力」は一体どこに?
だからこそ自分でやらせてくれとお願いしても合理的な説明がないまま毎度却下されます。それができないなら一つの部署を丸ごと切り出して外注してしまえばいい。中途半端なアウトソースが一番困ります。
組織に所属している以上、自分のやりたいことだけをやれるわけではないことは承知の上ですが、最近は特に酷いんじゃないのかなと。
ここのところ「何とかしたい」という気持ちと「どうせ数年内に辞める会社だし」という気持ちに挟まれて苦しい。割り切れたらどんだけ楽に過ごせるかなーと思います。
実に悩ましい。。。