技術の伝承というものは難しい。
勤務先ではノウハウが共有されず各個人持ちになっています。なので同じ業務をしていても、やり方が統一化されておらずみんな自分のやりやすいように進めているのが現状。
だから新人が配属されて、誰が教育係になるかによって成長の度合いが全然違うし、口頭でやり方を説明していくので伝言ゲームみたいになっていつの間にか変なやり方になっていることも。それとあわせて確認しなければならない項目が漏れまくっていたり。
まさに伝言ゲーム。
この弊害が今週頭に表面化しました。
ある業務を私が受け持つことになり、その上流の業務をしていた人から業務の成果物をヒアリングしたところ、なんでこうなったのかと白目を剥かざるを得ない状況にため息が出まくりです。本来やらなければならないことを断念し、今週は上流の業務のやり直しをしていました。
上流側の業務をしていた人、私よりも経験年数が長いベテランです。もうちょい、いや、もっとしっかりしてほしい。
いろいろ思うことがありますが、私が今の会社に入社してからそれなりの年数になっているので、この状況にした片棒を担いでいるという不本意な(?)認識は少なからず持っています。
なので、マニュアルの整備を通常業務と並行しながら水面下で少しずつ進めているところです。何か声を上げたところで面倒なこと言いやがったというオーラを露骨に出したり、そう言うならやれば?と言ってきたりする人がいるので水面下での行動。
これ、すごく嫌ですけど、本来やるべきことができなくて尻ぬぐいをさせられる方がはるかにストレスなので、まあ、いいだろうと考えて取り組んでいます。
完成までまだまだ時間はかかりそうですが。それまでに変な問題が再発しないことを祈るのみ。