まだ安心はできない。
以前から退職所得控除の見直しが行われていました。退職所得控除は勤続年数が長くなるほど有利になる現行の制度を見直そうというもの。
iDeCoへの加入申請を行ったと同時にそんな議論が始まったのは衝撃的でした。
どうなるかと思っていたところ、退職所得控除の見直しは見送られたようです。
出典:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6480121
ただし今後も見直しが行われないというわけではなく、24年度税制改正には織り込まれない方向とのこと。以下は上記出典から一部抜粋。
政府、与党が、24年度税制改正では、同じ会社に長く勤めるほど退職金への課税が優遇される現行制度を見直さない方向となったことが30日、複数の関係者への取材で分かった。
(中略)
増税につながりかねない退職金課税の見直しに踏み切れば、理解は得られないと判断した。与党の税制調査会幹部は「議論はするが、結論は急がない」と話し、25年度以降の税制改正での結論を目指す。
太文字下線は私が付けました。ここ、重要ですね。しっかりと明言されている様子。24年度は見送るが今後はどうなるか知らんぞ、と。
「増税につながりかねない」って思いっきり増税でしかないですけどね。何をもって「つながりかねない」と言うのか理解が追い付かない。今のままではどこまで行っても理解は得られないでしょう。
そんな主張を平然としてくるのだから数十年後に新NISAにも課税するとかしれっと言い出しそうで怖い。