エンジニアによる資産運用の軌跡と備忘録

資産運用をする過程で思ったこと感じたことなどつらつら書き残すブログ。

階層別ピラミッドは単なる数値より増減率で推移を見ると理解しやすい。

いろんなサイトで結構な頻度で取り上げられる階層別ピラミッドが更新されていました。

階層別ピラミッドとは、超富裕層、富裕層、準富裕層、アッパーマス層、マス層に分類され、それぞれがどれだけの資産を持っているか、世帯数がどの程度かが示されたものです。

https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2023/cc/0301_1

2年に1度更新されており、今回の更新では2021年の数値が追加されています。

世帯数の推移をグラフにするとこんな感じ。

全体の世帯数が増えているので、どこがどう変わったのかよく分かりません。これを全世帯に占める各階層の比率にするとこんな感じに。

マス層とアッパーマス層の境界に着目すると、増減していることが確認できますが、それでも明確には分かりにくい。そこで、各層で増減率を計算してみるとこんな感じに。

これなら母数の多寡によらず同じ土俵で比較できるので分かりやすい。**富裕層と呼ばれる階層は大きな変動が起きています。増減のタイミングを見ると世界的な株式相場の変動に連動しているように見えます。見える、というか、それが事実なのだと思いますが。

**富裕層の階層はリーマンショック以降は前回調査比でほぼプラス。富める者がますます富むといわれる所以でしょう。

社会人生もだいぶ長いこともあり、私もそれなりに資産を積み上げてきています。それらの8割を投資に回しており「富めるものがますます富む」ことを実感しています。もちろん急落相場に遭えば酷い目にあうのですが、リスク許容度の範囲で投資をしているので大丈夫でしょう。たぶん。たぶん。。。

次のデータは2023年のデータ。2022年に起きた侵攻以降のインフレや株式相場の軟調さがどう反映されるか。2023年は始まったばかりなのでまだどうなるか分かりません。

階層毎の増減率で見ないとグラフ上ほとんど姿を見せない超富裕層。一体どんな生活になるんだろうか。平民の私には想像がつきません。

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