ネット記事ではよく見る「頭金なし全額ローン」をしている人がこんなに身近にいたとは。みんな話をしないだけで同じ状態なのかもしれませんけど。
年に一人二人は「ようやく家を購入したよ」という報告している声を耳にします。結婚したり、ある程度の年齢になったら持ち家を購入するのは一般的なので都度「お。買ったんだ。」と思うくらい。
今回購入した人が今までの報告と違うのは支払いについて結構事細かに話をしていることです。こちらから質問したわけではなく、自発的に話してくれていました。
頭金なし。全額ローン。支払い期間は30年。
まじですか。これはすごい。
貯蓄の習慣がなく頭金が全然用意できなかったことが理由とのこと。相場からどのくらいの額の家を購入したのかは推察できます。その金額を全額ローンとはすごい。
今の勤務先は過去にリストラが行われたというような話を聞いたことがありません。リーマンショックの時も年収がゴリゴリ削られるようなことはなかったようです。直近のコロナ禍でもそうでした。賞与がめちゃくちゃ下がるかと思いきや誤差程度。
そんな会社に新卒入社した生え抜き社員なら今の待遇が未来永劫続くと感じてもおかしくはない。ずーっと続くことが保証されるなら、傍から見たらハラハラするような支払い方法を選択しても問題はないでしょう。
私がかつて勤務していた会社では業績悪化に伴い、給与カット、賞与カット(寸志!)、退職金カットの憂き目に遭った経験から、同じような負債を背負う覚悟が私にはできません。怖いって気持ちが先行してしまいます。
何が正しいという答えはないでしょうけど、前向きに考えて全額ローンでも今を生きている同僚の方がはるかに楽しそう。
うらやましいと思う反面、いやいや怖くてそんなこと自分ではできないだろ、という複雑な気持ちになります。