この物価上昇に対応するようにインフレ手当を支給する企業のニュースをちょくちょく目にします。
うらやましい。
そう思ってしまいます。勤務先ではそんな話は全く耳に入ってきません。41年ぶりの物価の上げ幅というのだから、何らかの対応をしてくれてもいいのに。昇給などかなり渋る会社なので「もらえたら儲けもの」のスタンスの方が傷が浅くて済む。
一縷の望みは来年度の昇給。物価上昇分は一律で上げてくれるのではないか、という淡い期待を持っています。今のタイミングでインフレ手当出さないならそのくらいやってくれるのでは?という気持ちです。
41年ぶりの物価上昇で、その上げ幅は前年同月比+4.0%。これは確かにすごいのですが、今週発表されていた企業物価指数は前年同月比で+10.2%もの上げ幅。この差分を企業努力で吸収しているわけですね。価格にそのまま転嫁されたら恐ろしい物価上昇率。現金の価値がどんどん目減りしていきます。
電力会社が「規制料金」を3割程度値上げの申請をするというニュースもあります。3%ではなく3割。30%程度という驚異の値上げ申請。あくまで申請するという話で決定されたことではありませんが、まだまだ物価上昇の勢いは止まりそうにありません。
来年の今頃はどうなっているんだろう。