本日、第28回新しい資本主義実現会議が開催されたようだ。
新資本主義って文字が含まれる見出しがあったからもしかしたらと思ったらそうだった。新しい資本主義実現会議が開催されていたので早速どんな内容だったのか見に行ってみた。
個人的に注目しているのはやはり企業年金、個人年金の改革の部分。こんな感じ。会議資料から一部抜粋。
②企業型確定拠出年金(DC)の改革
特に若年層の年金不安が解消されるよう、拠出・運用・給付の各段階を通じた包括的な見直しについて検討を進める。③個人型確定拠出年金(iDeCo)の改革
加入可能年齢の上限の引上げのみならず、資産形成の必要性に応じた拠出限度額の引上げ、NISAの普及も踏まえた制度の分かりやすさや加入者の手続の簡素化等の利便性向上を追求する等、大胆な改革を検討。
引用元:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai28/shiryou1.pdf
どちらも拠出について触れているので高い確率で拠出額の引き上げは実現するのではと期待してしまう内容。DCについては「若年層の年金不安解消のため給付段階でも包括的な見直しを検討」って旨の内容なので、これはもしかしたら課税の見直しが減税の方向に動くってことだろうか。期待せざるをえないぞ。
DBの改革についても触れられていたけど、個人的に「そうじゃないんだよな」って論点だったのでがっかり。DBとDCの割合を従業員が好きに選べるようになる柔軟な制度にするとか、そういうところに踏み込んでほしかったな。実際にそうなったときに事務作業がどれだけ煩雑になるかわからんけど。
悪い方向には転ばなさそうなので続報に期待したい。