エンジニアによる資産運用の軌跡と備忘録

資産運用をする過程で思ったこと感じたことなどつらつら書き残すブログ。

新紙幣発行でタンス預金が吐き出されての経済活性化は起こらないと思う。

たまに見かける論調。誰がなぜタンス預金を吐き出すんだ?

今年7月3日から新しい日本銀行券が発行されます。

参考:https://www.npb.go.jp/ja/n_banknote/index.html

何とも言えないデザインで慣れるまでしばらく時間が必要そうだな。アラビア数字さえなければ違和感がなかったかもしれない。

そんな新紙幣発行に際して「これでタンス預金が吐き出されて経済が活性化する」という発言をたまに見かけます。この手の発言は7月3日に近付くにつれてもっと高頻度で出てくるかもしれません。

この意見を聞いたときに思ったのは「そんなことあるのか?」ってこと。

現実で起こりうるのは以下のような流れじゃないだろうか。

・ATM、窓口で新紙幣を入手。
・新紙幣をタンスにしまう。
・同額の旧紙幣をタンスからとる。
・旧紙幣を生活で使用する。

結局のところタンス預金の金額は不変になるんじゃないか?

タンス預金を吐き出させるっていうけど、それが可能になるのはある時期以降に旧紙幣を支払いや振り込みに使うことを禁じられる場合だけじゃないだろうか。使わざるを得ない状況に陥らない限り貯めこんだ紙幣を消費に回すとは到底思えない。

私がタンス預金をしている立場なら間違いなく上記の行動をとります。

お祝いで使うためにピン札をある程度保管しているのでそれは狭義のタンス預金と呼ばれるかもしれん。親権が発行されたら徐々に入れ替えていこう。まさに上記の方法で。

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