エンジニアによる資産運用の軌跡と備忘録

資産運用をする過程で思ったこと感じたことなどつらつら書き残すブログ。

先進国株式ファンドの年間騰落率を確認してみた。

実際に自分で手を動かして計算してみると理解を深めることができる。

ファンドのリスク(標準偏差)がどの程度であるかはネットに転がっている数値を参考にしています。ただ、その出所を確認したことがなかったので運用期間が長いファンドの基準価額を基に年間騰落率を計算してみました。

私が保有しているファンドは大半が先進国株式(日本除く)なので先進国株式ファンドをピックアップ。該当するファンドの中でも長期間運用されているものはどれかなと探してみると設定日が2003年1月15日のファンドを発見。

三井住友トラスト・アセットマネジメントのDC外国株式インデックスファンドL21年の運用実績があるのでリーマンショックも含まれているしこれはベターだ。

以下のサイトからこれまでの日次の基準価額をcsvファイルでダウンロードできます。

出典:https://www.smtam.jp/fund/detail/_id_110020/

ダウンロードしたcsvを、月末の基準価額のみ残して月末時点における年間の騰落率を計算するとこんな履歴になります。

最大値:+66.3%
最小値:-55.1%
平均値:12.2%
中央値:12.9%
標準偏差:21.0%

+66.3%は2012.5~2013.5の期間でアベノミクスの時期。こんなに上がっていたっけ?最小の-55.1%は2007.12~2008.12でまさにリーマンショックの時期。下落率よりも上昇率の方が大きかったことは意外でした。

標準偏差が21.0%と私が参考にしている数値よりも若干低め。下落率として参考にしているのが2σなので42%の下落率。最近は相場が好調だからかリスクを軽視するような情報があふれていますがこれだけの下落は十分起こりえるってことなのでリターンばかりに気を取られずリスクにも目を向けて資産管理をしていかないと痛い目にあう。

今回の計算で私が想定していたよりもリスク(標準偏差)が小さかったのでリスク許容度を大きめにとっていたってことになるのかな。過去は上記のとおりだけどこれからどうなるかは分からないしさらに大きく下がることもありうる。一応-3σでも大丈夫だろうと考えてはいるけど。その時が来たら「平気平気」と言っているのか楽しみではある。自分で自分を試すみたいな。

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村