エンジニアによる資産運用の軌跡と備忘録

資産運用をする過程で思ったこと感じたことなどつらつら書き残すブログ。

逃がした魚はそんなに大きくなかったようだ。

数年前に全額売却した純金積立をホールドし続けていても株式投信の上昇率の方が大きいことが分かった。

私が初めて手を出した投資商品は金地金です。純金積み立てで毎月少額積み立てをしていました。売却した際に非課税になる額に収まる範囲まで利益が出た段階ですべて売却。それがコロナショックの直前の頃。

当時は1グラムあたり6,000円程度(税込み)の買い取り価格でしたが現在は1万円を超えています。田中貴金属の本日の店頭買取価格は10,505円。かなり上昇している。

出典:https://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/index.php

売却してからここまで値上がりするなら売らなければよかったか、とそんな感覚に陥ることが何度もあったのですが、ちょっと冷静になって売却時からの値上がり率と株式投信の値上がり率を算出してみました。株式投信は金売却時にメインで積み立てていたslim先進国株式とslim米国株式(S&P500)で計算。基準価額はコロナ直前の2020年1月末の値を使用。結果はこんな感じ。

■金価格
・売却時:6,000円程度
・2023.11.17:10,505円
・値上がり率:+75.1%

■slim先進国株式
・2020.1末:13,207円
・2023.11.17:25,012
・値上がり率:+89.4%

■slim米国株式(S&P500)
・2020.1末:11,951円
・2023.11.17:24,291
・値上がり率:+103.3%

確かに金価格は上昇していますが売却時を起点にしてみると株式投信の値上がり率の方が大きい。金を売却して株式投信に順次資金を移していったのでその選択はベターだったようです。あくまで今のこの時点に限りますが。

なので「売却しなければよかったな」という気持ちはここ最近の金価格の急激な上昇でそう感じているだけなのでしょう。気にすることは何もない。

後悔することがあるのだとしたら純金積み立てに手を出さずに投信積み立てを選択していたら、投信積み立ての存在に気付いていたら、ということかな。

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