入社直後から年上だろうがお構いなしに噛み付いていたのに数年たった今おとなしくなった人がいます。
何かにつけて「それをする理由は何故なのか」と説明を求めるスタンスの社員がいました。
業務の背景を理解するという意味であるべき姿。それはいいのですが何かちょっとでも論理的ではない報告を耳にすると「そんなことでいいのか」と正論でぶった切ってきます。
正論だけに反論の余地はない。
そんな勢いだった人が最近めっきり丸くなっています。あれだけ周りを切り捨ててきていたのに何があったのか。
何でかなと考えていた時にふと思い付いたのは、彼自身が正論で切り付けてきた人の立場になったからだろうと。
仕事を進めるにあたり手順はあるのですが冷静に考えるとなぜその手順なのか不明確なものが山ほどあります。過去にそうだったから今も続いているといった類のもの。なのでその理由を求められても知っている人がいない。誰も説明できない。
その上、ただでさえ時間と人が足りない中で無理やり仕事を進めているので「多分こうだろう」という推測(というか希望的観測)で動かざるを得ないことが多々あります。これまでそれで問題が起きてきていないので、正しい姿ではないですがそのやり方で進めるしかないという現状。
理想と現実が大きく乖離しています。
なので、人を動かす立場になってその現実を目の当たりにして正論だけでは進まないと思ったんじゃないのかな、と私は推察しています。
この理想から大きく乖離した現実を良しとは思っていません。
ですが、人が足りないという根本課題を上層部に進言した際に「軽々しくそんなことを言うな!」と一蹴されたこともあり、私の頭の中から組織を良くしようという考えが消失しました。
ほんと酷い。どうすればいいか聞かれたから意見を言わされたら怒られた。意味不明です。
組織運営って難しんだなと思います。私が管理職になることはないので気楽に構えていますが今の管理職は大変だろうなー。
まぁ、管理職はその分高い給料もらっているのでもうちょい何とかしてほしい。