FIRE本が出版されたら基本買うスタンス。買ったはいいが、この本は。。。
米国のドキュメンタリー作家であるスコット・リーケンズ氏が書いた本。Amazonで投資、資産運用に関する本を探していた時にたまたま見つけた本。
タイトルにFIREとあったので買ってみたのですが、私が想像していたFIRE本とはだいぶ違っています。
著者がFIREを実現していないぞ。
FIREを目指して夫婦で動き出したキッカケや途中経過がまとめられています。FIRE道半ば。自叙伝みたいなものというのでしょうか。読み進めるほどに「あれ?この人FIREどころかFIにすら到達していないんじゃないの?」とモヤモヤ感が出始めて、最後の最後までそのモヤモヤが晴れることはなく。
何でしょうか、拍子抜けしました。
さて、この本に書いてある内容で気になった部分と思ったことは以下のとおり。
■家賃支出を抑えるために居候?
FIREを目指すためには支出抑制が必須。大きな比率の家賃を抑えるために友人宅や実家に居候する時期の内容が書かれていました。なんだろう、余りに他人に頼りすぎている印象があり賛同しかねます。FIREの目指し方に正解はないのであくまで私の感覚ですけど。ただしその行動力には感服します。
■生活水準を上げずに投資に回す
著者に影響を与えたピート・アデニー氏の生き方。早期リタイアに向けたやったことが稼げるようになっても生活水準を上げずに投資に回すこと。私も生活水準を一定に保っていますが、大学時代と同じか?と言われれば、どうだろうか。。。ちょっと増えているような気がします。まだまだ削減できる余地はある。さてどこを削ろうか。。。
■人間の寿命には限りがある
ええ、そのとおり。これ、当たり前なんですけど、自分の寿命を意識するのは難しい。私が自分の老後、死に対して意識し始めたのはつい最近です。親の老いを目の当たりにしてから。ならば身体が思うように動けるうちに、好きなことを目いっぱい楽しむしかない、とFIREに向けて改めて強く意識するようになっています。
■他人と比べず、周囲の雑音を無視する
自分は自分。他人が何を言おうが、それに従ってもその人は責任を負ってくれません。自分が本当に求めているものは何か。それを得るために邁進すればよい。
■大きな支出に目を光らせる
大きな、かつ、継続的な支出を抑えられれば、日々のコーヒーなどのちょっとした支出は大した額にはならない。この考え、肩の荷を下ろしてくれます。よくあるラテマネーは削れ!みたいなものではなく、もっと緩い感じ。こういう緩い方が節約生活も長続きします。ギリギリまで締め付けてもその反動がどこかで来る可能性が高い。。。
いろいろと得ることはありましたが、ちょっと違うんだよなぁ。
FIRE本は基本、買い、のスタンスをちょっと変えます。購入前にもうちょっと調べるようにしよう。