どこかで聞いたタイトル。。。と思ったら海外で出版された本のタイトルにインスパイアされたとのこと。
億り人になるための投資のノウハウを紹介するのではなく、億り人の思考、習慣、行動を解説しています。
著者は経済コラムニストの大江秀樹さん。ネットの記事(コラム)でその名前をよく目にします。この本以外にも本を書かれているみたいですね。そのうちそれらの本も読んでみようと思います。
さて、読んで目に留まった言葉、思ったことを列挙していきます。
■重要なのはFI(FIREのFI)
仕事が嫌だとREが“目的”になってしまう。そうではなく、大切なのは経済的自立(FI)をして人生の選択肢を広げること。FIに達すれば会社に依存しなくてもよくなるので、自分のやりたいことができるようになります。その通りだなぁと。現在私もFIに片足をつっこんでいる状態なので、本当にやりたい仕事ができるよう、水面下で動いているところです。
■億り人サラリーマンは天引き習慣あり
私には天引き習慣ありません。節約生活をして、月末に残った分が貯蓄&投資に回っています。残業代がそれなりにあるのと、消費欲が乏しいのでそれで上手く回せています。たまたまです。給与天引きはだいぶ前に1年間ほどやったことがあるのですが、これが結構苦しくて、途中で嫌になって投げ出して今のスタイルに。
■節約、ではなく収支の管理
とにかく節約!というわけではなく、自分にとって価値があると思うものには支出する、という考え方。なるほど。。。今の私は「とにかく節約!」の考えに寄っています。だから月の目標貯蓄率60%を超えられても満足できないのでしょう。使ってもいい、の考え方に改めていきたい。お金は使わないと意味がないですし。
■資産形成に大切なのは資金の多寡
身も蓋もないですが、これ真実ですね。特にインデックス投資では積み上げた資金の多さ(≒入金力の高さ)がモノを言います。少額で投資ができる環境が整っているので投資することのハードルが下がっていますが、少額積み立てでは資産形成できるはずがない、とバッサリ。うーん、清々しい。。。
■支出を適正化し手可能な限り投資元本を増やす
前項とリンクしますね。資産形成するには入金力を高めるしかない、ということ。ある程度資産が積みあがってくると、積み上げた資金の多さが大事ということを身をもって感じます。株式市場がちょっと上がっただけで給与以上の含み益が発生しますから。だからこそ投資元本の積み増しが非常に重要。
この本には実際に億り人になった4名のインタビューも載っています。そういう人たちが何を考えどう行動してきたのか、生の声を聴ける(読める)のは興味深いです。楽しく読めました。
私は億り人になることを目標にしていません。もちろん、なれたら嬉しいです。
ですがそれよりも少額で十分にFIに達せるので、むやみやたらに資産の積み上げだけを目標にはしないようにします。億り人のインタビューにも「金額を目標にするとキリがなくなる」とあります。納得です。
FIに達して自分がやりたいことをやる、それを目標に資産形成&仕事(転職含め)に取り組んでいこうと思っています。