エンジニアによる資産運用の軌跡と備忘録

資産運用をする過程で思ったこと感じたことなどつらつら書き残すブログ。

余裕資金を使って投資という表現は適切か?

余裕資金。よく見聞きする言い回し。

ふと目にした記事にNISAを始める際の注意としてこんな記載が。

■余裕資金だけ使って
今すぐNISAを始める場合の注意点として、(~中略~)「余裕資金を使うこと」を挙げる。「月々の生活費や予備費はもちろん、2~3年後に使うかもしれない資金も投資に回してはいけない。使い道の決まっていない、なくても生活に影響がない資金だけを活用して」と促す。

下記出典より一部抜粋。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/b6ff4762c437528823419f02ccf4836b03ab9eb9

投資を始めた頃にもよく見た言い回しです。投資をするなら余裕資金でやりなさいと。

毎月の生活費などを除外した余裕資金でやるのはその通りですが、「余裕資金かつリスク許容度の範囲」で投資をする、がより適切な表現じゃないかと思います。

なくても生活に影響のない資金と、なくなっても投資を継続していこうと思える金額は別物、の認識。

1円玉を紛失して生活に支障が出る人はそんなに多くないけど、投資で1円でも投資元本を下回るのは嫌だと考える人はそれなりにいそう。私の周りにいる人たちの言動を見るとこのパターンが当てはまる人がそれなりにいる。

とは言っても投資をしたことのない人にリスク許容度の範囲内で、とか、失っても精神的に平気でいられる額で、なんて言って腹落ちする人がどれだけいるのかも気になります。

私は今でこそそれなりのリスク許容度ですが投資を始めた頃は元本割れが心底嫌でした。投資の経験を重ねるに伴いリスク許容度が徐々に見直されていった感じです。投資をしたことがない人にそれを伝えるのは難しい。だからリスク許容度云々じゃなくて余裕資金の範囲内でという表現の方が伝わりやすいだろうことも理解できなくもない。。。

経験がない人に物事を伝えるのが難しいのは投資に限ったことではないです。私も知らないこと、未経験のことが多くあるのでそちらの勧誘をされても「いやー、いいっすよ(やらなくてヨシ)」ってなるし。

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