こういうのがまさにチリツモ。
少額投資は意味がない、なんて記事をちょくちょく目にする。積み立て投資は元本の大きさがモノをいうから少額投資ではどうしても最終的に得られるリターンの「額」は小さくなってしまう。
小さくなることはわかるけど、その具体的な数値を計算したことがない。ということで、小額投資を続けたらどんな成績になるのかを試算してみた。
前提条件は以下。
・毎営業日100円投資。
・先進国株式ファンドに投資。
試算に使ったファンドは以前から何度もお世話になっている三井住友トラストAMのDC外国株式インデックスファンドL。22年近くの運用実績があるので。
結果はこちら。
・積立総額: 537,700円
・評価総額:2,655,236円
およそ5倍。
リーマンショック後の底値で買った100円は本日時点で1,255円まで膨れ上がっている。こういうプラスが積みあがって5倍まで成長するという結果に。
基準価額と、各営業日に買い付けた100円が何倍のリターンになったのかをグラフ化するとこんな感じに。
下落時に積み立てることが有効だってのがよくわかる。
100円積み立てができるようになったのはここ数年なのでこの試算は実際にはできなかったことではある。だけど、毎営業日に100円だけの投資であってもこれだけの資産額になるから「小額投資は意味がない」とは言えないと思う。むしろ、小額投資も侮れない。
この資産は過去実績に基づくものだからこの先も全く同じようなことになるとはないことには注意。
投資は自己責任。