興味本位で見てみたらすごい差が付いている。これは越えられる壁なのか?
しばらく前に信託報酬最安値を競い合うかのようにMSCI オールカントリー・ワールド・インデックスをベンチマークに持つファンドが乱立しました。Tracersシリーズ、はじめてのNISAシリーズが先行していたslimオルカンの信託報酬の半値で誕生。その後しばらくしてslimオルカンが信託報酬を半値にして三つ巴の状態に。
それらのファンドにどれだけの資金流入があったのか気になって調べてみたところ以下の結果に。SBI証券のサイトに掲載されている各ファンドの2023年8月の資金流入量のグラフから数値をピックアップしました。
・slimオルカン :69,691百万円
・Tracers : 268百万円
・はじめてのNISA: 547百万円
・・・!?
桁が違いすぎるってのはこういうことだろうか。
あまりの差に最初はファンドごとに単位が違うのかと思って再確認したのですが同じく百万円単位。slimオルカンは他の2つのファンドの127倍、260倍もの資金が流入しています。
ベンチマークが同じで信託報酬が横並びのファンドだとこの差は埋められないように思えます。新NISAスタートを機に初めて投資を始める人が選ぶ可能性があるとしても、初めての投資商品としてこの類の投資信託を選ぶ人ならよく調べている人でしょうから資金流入の額が逆転することはないような気が。
税込みで0.05775%/年まで下がってきた信託報酬をここからさらに下げることはあるんだろうか。あったらファンドホルダーとしてはうれしいけどそんな商売って続けられるのかが疑問。
他の手数料バリ高ファンドで元を取れば可能?