エンジニアによる資産運用の軌跡と備忘録

資産運用をする過程で思ったこと感じたことなどつらつら書き残すブログ。

ゆとりある老後資金34.9万/月(多くない?)

夫婦2人が老後にゆとりある生活の費用に関する記事を目にしました。
調査対象の平均値が34.9万/月とのこと。

平均値であることにまず注意が必要です。重要なのは自身がどうであるかです。これは以下の記事にも書きました。 

ゆとりある老後資金の出展が示されていたので調べてみました。出展は「公益財団法人 生命保険文化センター 平成28年度 生活保障に関する調査」とあります。ここのHPにアクセスして情報を掘り下げてみました。

34.9万/月の算出根拠は老後の最低日常生活費(22.0万/月)老後のゆとりのための上乗せ額(12.8万/月)合算です。0.1万/月が合わないのは数値の丸めの影響でしょうか?

資料には平均値だけではなく分布も示されていました。最低日常生活費とゆとりのための上乗せ額の分布は以下のとおりです。資料を基に私がグラフを作成しました。

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夫婦二人の老後生活費

最頻のバンドと平均値が同じですね。よく年収などで言われている一部の高額なサンプルが平均値を引き上げているという状態ではなさそうこの調査のサンプルは幅広い年代を対象としていて、各年代で回答がそこまでばらついていません。そう考えると、この調査結果の平均値はそこまでおかしくはないような気も。。。。とはいえ、この数値が自身に当てはまるわけではないことは変わらず注意が必要。

夫婦2人であれば20~25万/月あれば生活できるだろうことはイメージと合っていました。が、上乗せ額の12.8万は結構な額です。用途は旅行やレジャー、趣味や教養、日常生活費の充実、身内との付き合い、が多いとの調査結果でした。ゆとりがある生活と呼ばれるものはお金がかかるということですね。だからこそFIREを目指す人が少ないのかなと思ったりします。

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