オルカンは米国株に偏重していると言われているけど。これが「分散投資」でしょ。
新NISAではオルカンを買っておけって論調が多いからか、その逆に「オルカンは分散されていない」って記事をよく目にする。米国株式になっているから米国偏重ってのは確かにそうなんだけど、じゃあ基準価額の推移ってどうなのさ?と気になって確認してみた。
私がslimオルカンを買い付け始めた2021年1月からの記録。毎月の初営業日の基準価額を記録していて、それの比較。2021年1月の基準価額を100としてプロットすると以下のようになる。
4年近くの推移でみると結構差が出ている。今月でS&P500が225、オルカンは197。これを大きいとみるかほとんど同じとみるかは人によるけど個人的にはイコールではないでしょ、って印象。
オルカンには米国株以外に4割も含まれているのだから差が出るのは当然でしょう。国内株式、新興国株式が微妙な感じなのはこのグラフを見ても分かるとおり。これらも含まれているのだから米国株オンリーと比べればアンダーパフォームするのは当然。
ちゃんと分散投資されているからこそのアンダーパフォームなのではないかと思う。
逆に言えば、これらの国の株式が好調であれば米国株式を上回ることもあるわけで。分散投資されているからこそ。
結果としては米国株式がとびぬけて成績が良かったことは事実。問題はそれがいつまで続くかわからんってことで。その都度ファンド乗り換えるのは手間だし、だったらオルカン選択するのはよりベターじゃないのかと思う。