そんなことできるの?
消費者物価指数を1.2%引き下げる経済政策が決定されたとのニュースが目に飛び込んできました。
一目見て「はて、どうやって引き下げるんだろうか」と思いまして。物価上昇の伸びを抑え込んでいくという表現なら「なんかできそうな気がする」と感じますが、物価を「引き下げる」というのが理解できず。
記事の内容を見てみると、電気代の約2割を国が負担することと、1リットル当たり30円引きとなっているガソリン価格の引下げを来年も継続することで消費者物価指数の1.2%以上の引き下げになる、とのこと。
国が負担することで消費者の立場では支出が抑えられるから消費者物価指数が下がるというロジックのようです。
費用負担が抑えられるのであれば個人的には非常にありがたく感じますが、この政策が正しいのかどうか判断がつきません。
デマンドプル型のインフレであるなら経済の熱を冷ます目的で金利を上げる手段がとられるようですが、昨今のインフレはコストプッシュ型なのでその方法を採用しにくいとか。
でもどうなんでしょう。金利を上げれば少なくとも二国間の金利差を縮小できるので為替による物価上昇抑えられそうな気もします。
とはいえ今金利を上げてしまうとただでさえ低空飛行を続けている国内の景気に冷や水をさらに浴びせることになりそうなので、金利を上げることは難しいんだろうなとも思ったり。
こういう難しい問題にどう対処していくのか見ものです。リアルタイムで体験できるのは貴重な機会。
もちろん物価上昇影響を全身で感じながら、ですが。
うーん、つらい。