私も総額で数百万借りていたので返還が大変なのはよく分かっています。だがしかし。
奨学金に関するネット記事が出ています。
労働問題に取り組むNPO法人POSSEが貸与型奨学金を利用した元学生を対象に生活状況をヒアリングしたアンケート結果に関する記事です。
その記事の中で元学生らが奨学金の帳消しを訴えた、とあります。
奨学金に関する記事は定期的に出てきます。そのたびに私はモヤモヤした気持ちになります。
返還が大変なのは事実です。私もそれは実感しています。
でも奨学金って勝手に貸与されるものではなく契約して初めて貸与されるものです。それを踏まえて奨学金の貸与を受けているはずなのに、奨学金ではなく学生ローンだとか、学費が高すぎるとか、海外では、などと主張するのはちょっと違うんじゃないのかと。
いや、ちょっとどころじゃない。
文句の一つや二つ言いたくなる気持ちはわかりますが、帳消しを求めるってのは何だそれ?です。学費は高いのは間違いないです。ですがそれと「奨学金帳消し」は話が別でしょう。
返還が厳しいといった話になると、なぜか奨学金だけは別次元になるのが不思議です。住宅ローンを返せないのは住宅価格が高いためだ、帳消しにしろ、というような主張を聞いたことはありません。私だけ?
強制的に貸し付けられたものじゃないんですから、借りたものは苦しかろうが何とかして返すのが当たり前だと私は思っています。
記事の中に書かれているのはごく一部の人の声だろうと思っていますが、毎度「借りたものは返せ。話はそれからだ。」と思わざるを得ません。