また記事のタイトルに釣られてしまった。知りたいのはソレじゃないんだ。。。
まとまったお金を原資に月30万円、年360万円を作る方法についての記事です。債券、株式、投資信託、不動産(現物)の4つを挙げています。
1.債券
債務不履行にならない限りは満期時に元本が返ってくるから一般的には他の商品よりリスクが低いと。社債を例に挙げているけど倒産リスクは株式同様にあるわけで、全額弁済されるとは限らないのだからそこらへん、もうちょい触れてくれた方が親切。社債で得る利息で月30万円は現実的ではない、というのは同意。
2.株式
長期保有で配当金を得るパターン。業績が悪化すると配当金が減る可能性あり、と紹介しています。それを言ってしまうなら破綻したときに紙屑になるよって明記してくれた方が親切。私の中では不労所得の王道は株式なんですけど、著者の中ではそういう扱いではないようです。王道は後述の不動産(現物)らしい。
3.投資信託
毎月分配型の投資信託が取り上げられています。タコ足分配になるから元本が毀損する旨、書かれているのは親切ですね。ここまで読んで、毎月の配当収入(不労所得)に着目した記事なんだな、と気づき始めました。
4.不動産
不労所得の王道だそうです。部屋数によっては月30万円以上も見込めるって、まぁ、そうですけど。月30万円以上の家賃収入なんて、借入金のことを考えたら相当なリスクをとっていると私には感じてしまい。驚いたのは実質ではなく表面利回りで試算されていること。表面利回り12%なら元本は3000万円って。。。経費はどこの誰が払ってくれるんでしょうか??
毎月ゲットできる利息、配当金、家賃収入で月30万円を目指すという内容になっています。それができればすごくいいでしょうけど、そのためには相当な額の元本が必要になります。属性が良くてそれを実現できる人も確かに存在していますが、配当+元本取り崩しのハイブリッドでFIRE後の生活を支える方が現実的と思っています。
私の中で不労所得とはインカムゲインとキャピタルゲインを合わせたものと捉えているので、このネット記事の著者の考え方と違っており、記事を読んで「ん?」と感じてしまいました。
ただ、記事に書かれている以下の文章については激しく同意します。
FIRE達成までの種銭づくりのためには日々の節約が欠かせない。まずは毎日の支出を見直すところから始めてみるとよい。
地道に元本を積み上げていくしかない。