貯め方ではなくお金の使い切り方を教えるとあります。
これは初めて触れる考え方。
タイトル、サブタイトルに惹かれたのと、よくブログで紹介されていたので買ってみました。
いつもどおりに、この本を読んで思ったこと、感じたことを列挙します。
■アリはいつ遊ぶことができるのか。
「まえがき」に書かれている言葉です。確かに。アリとキリギリスにおけるアリの働き方が持ち上げられ過ぎているので、もう少し自分の人生を楽しむべき。両者の中間の働き方をしよう、ということです。まさしくFIREですね。ある期間しっかり働いて、あとはのびのび過ごすってところが。
■お金はライフエネルギーを使って得るもの
ライフエネルギーなる概念はつかみにくいですが、命削って仕事してお金を得ていると解釈しました。命削って得たお金だからこそ、今手に入れようとしているモノがそれに見合うものか自分でよく考えて決断する必要がある。よく考えてお金を使うことでライフエネルギーを最大限に活用できることになる。
■資産増加に伴いゴールポストも動く
これ、すごくわかります。FIREできる状況でも、あとちょっと稼ぐ、もうちょっと稼ぐ、のようにズルズルとFIREを引き延ばすことですね。その分のお金を使いきれずに死んでしまったら、それまでに費やしたライフエネルギー(削った命)が無駄になってしまうよ、という注意喚起。
■人は必ず死ぬ
当たり前のことのはずですが、これに触れることがタブーになっているような気がします。終わりがあるのだから、終わりを意識しどんな充実した人生を送りたいのかを考えていく必要があります。これは考えさせられる。。。死ぬ直前に資産が潤沢にあっても意味がない。削った命は取り戻せない。
■健康が最重要
お金、時間がいくらあっても、健康でなければ本来得られるはずの充実した人生をおくることは難しい。健康であることが大前提。日々の不摂生、改めます。。。
命削って得たお金を死ぬ間際に積み上げていても無駄だから、計画的に使って充実した人生を過ごそう、という主張だと認識しています。気になったのは収入が右肩上がりであることを前提として書かれている点です。
著者が米国人だから成り立つ前提でしょうか?今の日本では万人に当てはまるわけではないよな、と感じました。この収入以外の点については「確かにそうだな」と思わせられます。
必要以上にお金を積み上げて、そのために時間を無駄にすることがないよう、日々注意していこうと思います。あとはすべての前提である健康維持。
さて、もうすぐ盆休みです。積読状態の本を引き続き読み崩していきます。また新しい本を買ってしまいそうですが。。。