FIREやリタイアと銘打たれた本は基本、買いです。
この五輪連休(?)は本ばかり読んでいます。
有名投資ブロガーであるぱたぞうさんの本。ブログはよく読ませていただいていますが、ぱたぞうさんの本を買うのはこれが初めてです。
いつもどおりに、この本を読んで思ったこと、感じたことを列挙します。
■互恵的な人間関係を構築しよう(与えられるだけではだめ)
自分に必要な情報を入手するためには、相手から見て自分が価値ある人間になる必要がある。これは何事にも当てはまりますね。情報を与えられるばかりでその逆をしないと人が離れていくように思います。仕事だと顕著にそう思える。
■世界分散投資は得策か?
過去は米国の成長が強烈でしたし、当面はこの傾向が続くかもしれません。問題なのはそれがいつまで続くか分からないこと。米国の弱体化は考えにくいですが、仮にそうなった場合に投資比率を変えていくのは個人的に非常に面倒に感じます。なので、何も考えず世界全体の成長に乗っかれるようVT、slimオールカントリーを私は選びます。これが私の性格に合っているので。
■セミリタイア後は投資元本を増やさなくてよい
言われて初めて気づきました。セミリタイアできる資産規模に到達したのでリタイアしたのなら、それ以上に元本を増やす必要性はないわけですね。以前、リタイアしたら積み立てNISAの口座どうしようか、という記事を書きましたが、これが答え。元本を増やせるに越したことはないですが、その必要性は限りなく低いこと、理解できました(頭では)。
■仮想通貨の利益に対する税率
仮想通貨は雑所得なので最大55%かけられるけど、リタイア後に所得が少ない場合には旨みがあるケースもある、と書かれています。なんとなく言っていることは理解できますが、数値に落とし込んでの理解には至らず。税金の勉強も進めて掘り下げてみます。
■わずかでも働くことで必要な資産額を抑えられる
月5万円(年60万円)でも労働で得られれば、それを運用で得るために必要な資産規模を抑えられます。年率3%として、年60万円を得るためには2,000万円のポートフォリオが必要。これを逆に言えば、年60万円を労働で得られれば、2,000万円少ないポートフォリオでリタイアできる、ということになります。なるほど。完全リタイアと比べるとぐっとハードルが下がる。
この本はタイトルにあるとおりセミリタイアを想定しているものです。そう書いてあるのにFIRE本と誤解していた私は「なぜリタイアしても働くって書いてあるんだ?」と思い続けて読了。読み終わってタイトル改めて見て気付きました。思い込みはいけませんね。
五輪連休(?)がもうちょい残っているので、積読状態の本を読み崩していきます。