エンジニアによる資産運用の軌跡と備忘録

資産運用をする過程で思ったこと感じたことなどつらつら書き残すブログ。

【書評】先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?

最近は本を読む時間をそれなりに確保できています。
そのうちの1冊。


「おおぶね」ファンドを運用する農林中金バリューインベストメンツの奥野一成さんが書いた本。サブタイトル(?)に「15歳から学ぶお金の教養」とありますが、お金に絡む本を見つけるとついつい購入してしまう。

この本を読んで思ったこと、感じたことを列挙します。

■モノがあふれた時代は意味的な効用に価値を見出す
広くモノが行きわたると機能面よりも意味的なものに価値を置くようになる。だから、はたから見たら「え?」と思うような高額商品が売れるわけですね。使用することより所有することに価値を見出す腕時計はそういうのに該当するのかな。腕時計に数十万、数百万はとてもじゃないけど出せない。

■価値を価格より優先させる
価格を優先させてしまうと不要であっても(自分にとって価値がなくても)買ってしまう場合がある。自分の中でしっかりした軸を持っておかないと、人が決めた価値(価値観)に振り回されてしまうってことですね。多くの人が無意識にこれにはまっているんだろうなと思います。私もよくよく注意しています。
自分の中で判断軸(価値観)を持つのはモノの購入に限らないと思っています。生き方も含め、周りに振り回されないように自分の判断軸を持つことが重要

■投資で寝ている間にお金が増える
よく言われている言葉。もちろん減ることもありますが。これは一日が24時間以上になっている状態とも受け取れます。もう一人の自分が寝ている間に働いているようなもの。一人だけど実質二馬力みたいな。時給換算するとすごいことになりそう。もちろん、減ることもあるのですが。。。

■成長の機会がある場合は配当など出している場合ではない
こういう考え方、初めて知りました。高配当を狙った投資が合理的ではない(複利の効果が目減り)ことは承知していましたが、成長するためには配当を出さずに設備投資などに活用するのは間違いではないですね。だがやはり配当は欲しい!

FIREを進めている本ではないです。どうやったら希少価値があり将来生き抜くことができるのか、その考え方を紹介している本になっています。

本を読むといろんな考え方を知ることができて楽しいです。

まだまだ積読が残っているので順次読み進めていきます。

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