エンジニアによる資産運用の軌跡と備忘録

資産運用をする過程で思ったこと感じたことなどつらつら書き残すブログ。

株式投資したいと質問された時の回答を整理してみた

先日、私の親が投資に興味を持った話を記事にしました。
私の伝え方も悪かったこともあり投資するに至らず。

そこで、株式投資したいと考えているけどどうすればいいの?と聞かれた場合にどう回答すればよいのか整理してみました。聞かれたらこんな感じで話しをしようかと。

1.元本保証はない。半値になることもある。
まずはこれ。これを聞いて拒否反応を示した人には株式投資は勧めません。

2.投資信託なら100円から投資できる。
投資信託を使えば100円から投資ができることを伝えます。株式投資を始めるのに資金の大きさは関係ないよと。投資信託なら個別株と比べて大きく儲けることはなくともその分損失も抑えられる。投資信託ならハードルはぐっと低くなる。

3.インデックスファンドを買おう。
投資信託なら市場全体を買うインデックスファンドを選ぼう。市場全体を上回ることを目指すアクティブファンドもあるけど、どのファンドがインデックスを上回るのかを事前に見極める方法はないよと。単年では上回っても長期で上回るファンドはなおさら。

4.インデックスファンドの期待利回りは長期で6%前後。
株はすごく儲かる!と思い込んでいないかを確認。確実に6%程度が保証されているわけではなく、急騰、暴落も含めて長期の平均であることを理解してもらいます。

5.複利のすごさ。
1年だけで考えると6%はそれほど増えませんが、複利で長期間運用することで雪だるま式に増える(と期待される)ことを知ってもらいます。あわせて、長期間運用しないと複利の効果は薄いということも。

6.ネット証券に口座を開く。
投資をするならばまず口座開設です。不要な勧誘などがないネット証券で口座を開くことを勧めます。

7.積み立てNISAで動詞。
長期運用が前提であれば非課税口座での運用が合理的。ただ、売却時に元本を下回っていた場合のデメリットも説明。必ず儲かるという投資はないということを理解してもらう。

8.どのファンドを買う?
私は全世界株式をインデックスとする株式ファンドを1本で運用する方法を勧めます。リスク許容度(後述)に収まっていればリバランスも不要ですし。

9.とにかく継続して積み立てる。
毎日でも毎週でも毎月でも、とにかく積み立て投資を止めずに継続しないと複利の効果は得られないよ、ということを伝えます。

10.リスク許容度の確認。
リーマンショックのような暴落がきても生活に影響のない範囲に投資総額が収まっているかを確認してもらう。単純に、株式投資であれば今の評価額の半値になっても平気と思える額にとどめておこう。


何か抜けているような気もしますがこんな感じかな。次に誰かに質問されたときにはこんな感じで回答しようと思っています。何かいい本がない?と聞かれた場合に1冊だけ勧めるとしたら、投資ブロガー 水瀬ケンイチさんの以下の本を推します。

お金は寝かせて増やしなさい

お金は寝かせて増やしなさい

 

この本が発売されてからもう4年経つんですね。時間がたつのは早い。。。4年経過しておりインデックスファンドの情報も若干古い箇所があるので「割安な投信が新しく出てきているはずだからネット証券の投信検索で探してみてね」と口頭で付け加えておけばいいかな。

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村