ウェルスナビCEO 柴山さんの本を読みました。
最近よくCMを目にするので買ってみました。
CMでも繰り返し言っているとおりの内容ですね。
長期、積立、分散。
徹頭徹尾、これを書いています。これにつきます。
本のタイトルから何か難しいことを書いているのかなと思ったのですが、これから投資を始めようとする人も対象としているような易しい書き方になっています。
目に留まった内容は以下です。
■失敗談
著者の経歴を見ると本当にこれは本人の失敗なんだろうかと思える内容。金融業界にいた人物がこうであるならば日本全体の金融リテラシーの水準を伺い知れます。今後高校で投資について教えることになるとは言え(うらやましい)、多くの人は自分で金融に関する情報を取りに行く意識にならない限り死ぬまで投資に触れることはないんだろうなと。
■年齢と資産配分
他の書籍にもあるように高齢になるほどリスク低減のために株式比率を下げるとあります。以前はそうだなと思っていたのですが最近はそう思えず。本人のリスク許容度によりますが、ある程度の資産規模になったら大半が株式でもいいと思っています。仮に1億円の規模である場合、半値になっても5,000万円です。年齢や生活水準など、各人の状況によりますがそれだけのポートフォリオを保有していれば十分ではないかと。
■投資スタート直後ほど値動きに一喜一憂する
人の脳はそういうものだと書いており、これは経験論としてものすごく理解できます。投資スタート直後はちょっとした変動でプラスマイナスを行ったりきたりの繰り返し。数千円の変動でも未経験のことで日々悶えていました。にもかかわらず、コロナショックで大幅なマイナスになっても動じず追加投資していました。元本付近から大幅に離れる(プラスもマイナスも)と腹が据わるというか。もちろん経験値もあるでしょうけど。
■自分自身にとって本当に大切なことは何か
周りの意見、価値観に引きずられるのではなく自分自身がこうありたいと心から思うことに向かっていくべきですね。他人の意見に従って自分で決断しないのは楽ですが、もはや自分の人生ではなくなりますよね。それに他人は最後まで責任をもってくれませんし。後悔することがあっても自分で決断した人生にすべきだと私は心から強く思います。
投資経験のある人からはウェルスナビは手数料割高という声も上がっていますが、未経験の人が少額でも投資を始めるハードルは従来より下がるんじゃないかと思っています(CMの効果もあるし)。一歩踏み出すキッカケになって投資人口が増えてくれればと思っています。
連休は読書が進みます。