エンジニアによる資産運用の軌跡と備忘録

資産運用をする過程で思ったこと感じたことなどつらつら書き残すブログ。

VTの直近1年のトータルリターン

私が買い付けているVTのこの一年のトータルリターンを確認してみました。
ブルームバーグのHPによると驚愕の56.31%!!

株式の期待利回りが年率7%前後であることを考えると、相当な利回りです。これ、マイナスであればリーマンショックの下落に匹敵していますね。そう考えると極めてまれだったことが伝わりますね。

発生確率は過去の騰落率に基づいて正規分布での説明がよくなされています。将来も正規分布に従った騰落率になるとは限りませんが、将来を予測する参考値になります。下記を前提に考えてみます。

・平均リターン(μ):7%
標準偏差(σ):20%

この前提に基づくと、VTの直近リターン56.31%はμ+2.46*σに相当します。標準偏差と発生確率の関係は以下のとおりです。

・μ±1*σに収まる確率 = 68.27%
・μ±2*σに収まる確率 = 95.45%
・μ±3*σに収まる確率 = 99.73%

VTの直近1年リターンは相当にまれな確率であることがわかります。計算してみると±2.46*σに収まる確率は98.5%です。これ以上のリターン(or損失)が発生する確率は1.5%リターンのみの発生確率に着目すれば0.75%。つまり100年に1回あるかどうかの相場の動きだったと言えます。

相場は生き物のようなものなので統計で説明しきれるわけではないですが、今後は平均リターンに収束していくであること、かつ、相場の急落も覚悟し、浮かれずリスク許容度に収まっているかチェックしていく必要があるなぁ、と強く思います。

相場がいいと乗り遅れたくない!と感じて追加投資をしたくなりますが、それがリスク許容度を超えてしまう行動になってしまうんですよね。相場がいい時ほど注意が必要です。買い付けたい気持ちを毎日抑えています。なかなか苦しい。。

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