資産運用ではありえない組み合わせ。
あっても誰も投資しませんね。
借金による自己投資(=先行投資)の場合、ハイリスク・ノーリターンになる可能性があります。奨学金がまさにそれに該当すると感じています。
私自身、学生の時に奨学金を貸与されていました。日本育英会(現 日本学生支援機構)からそれなりに。少し前にようやく完済できました!
貸与~返済開始~返済完了の間に感じたことは以下です。
■利率3%?楽勝楽勝!(貸与開始時の勘違い)
返還開始から利率3%(上限)がつくようになります。今ならこの3%の凄さを理解できるのですが、学生の当時は知識がなく、簡単に返還できるものを勘違いしており。実際には利率3%になることはなく、かなり低い利率だったのは救いでした。とはいえ、最終的に20~30万ほどの利息を支払っているので、借金の場合の複利の恐ろしさを身をもって理解。
■地味に返還つらい。。。(入社後数年間)
単純に使えるお金が減ってしまい、あれが欲しいこれがしたい、の欲望を満たせず。ただでさえ薄給だったので、生活費と奨学金を差し引くと手元に余り残らず。
■えっ?借金って認識していないの?
働き始めてしばらくして奨学金に関するニュースがチラホラ目に留まるようになり、「借金と認識していなかった」っていうインタビューを見て衝撃を受けました。何をするにしろ、契約書の内容確認って大切なんだなと強く思いました。
■学生ローンに名前変えるとどうなるだろう
「奨学金って名前だからもらえると思ってた」「学生ローンに名称変更すべきだ」って意見もよく見ます。名前変えたら本当に解決するんだろうか。。。興味あります。せひどこかの組織に名称変更やってみてもらいたいですね。
■完済の通知がはがき1枚でちょっと寂しい
完済して1か月ほどで学生支援機構から完済の通知が届きました。え?これだけ?という簡素な通知で、ちょっと拍子抜けです。じゃあどうしてほしいんだと言われても「これだ!」と言えませんが。。。なんとなく寂しく。
奨学金を貸与されていたおかげで今の自分があるのは感謝です。その一方で、あれだけのまとまったお金が今あったら、間違いなくファンドの買い付けに充てます。奨学金を貸与されずに就職できた人たちがうらやましく思います。